女性必見!1人暮らし賃貸物件の選び方!見るべきポイントも解説

はじめての1人暮らしは、何を基準に物件を探していけばいいのか分からず、困ったことはありませんか?

職場の近くで、できるだけ家賃は安く抑えたいと考えていると思いますが、その他にも物件選びで重要なポイントはたくさんあります。

そこで、今回はこれから賃貸物件を探す方のために、「家賃」「立地」「間取り」「設備」の4つに分けて、賃貸物件を探す際に注目すべきポイントをご紹介します。

本記事は、1人暮らしが不安な方に、1人暮らし経験者が思う賃貸物件の選び方のポイントを解説するので、ぜひ参考にしてください。

1人暮らしの賃貸物件選びのポイントとは?

1人暮らしの賃貸物件選びで重要視すべきポイントは、大きく分けると以下の4つです。

  • 家賃
  • 立地
  • 間取り
  • 設備

これらの項目の中で優先順位をつけて、自分の条件に合う物件を探し、実際に内見して決めることになります。

では、それぞれ順番に解説します。

家賃の安さ

まず、多くの人が最も重要視することが家賃の安さです。

家賃は毎月支払うものなので、生活の負担にならない金額で考える必要があります。

大体の家賃の目安は、給料の手取りの3分の1と言われています。例えば、手取り20万円の人であれば、5~6万円が目安となります。

しかし、住みたい地域によっては、手取りの3分の1以上の家賃が最低限になることもあります。

光熱費や生活費などの固定費を差し引いた金額のなかで、無理のないようにもう一度検討してみてください。

そして、引越しの際の初期費用の中で、「敷金」「礼金」「仲介手数料」は、家賃の何ヶ月分という金額設定になります。

そのため、家賃を高くすることで、引越しの初期費用も高くなることを理解しておきましょう。

また、「貯金をしたい」「趣味にお金を使いたい」と考えている人もいると思いますが、その場合、家賃が手取りの3分の1以下の物件を探すことをオススメします。

自分が何にお金を使いたいと思うのか、優先順位は何なのかを考え、あくまでも目安として給料と照らし合わせてみてください。

賃貸物件の家賃の目安についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

給料から考える賃貸家賃の目安と初期費用の相場を徹底解説!

立地の良さ

毎日通勤する社会人の人であれば、住む場所は駅に近いほうが便利です。

週5日出勤で年間の通勤を考えると、賃貸物件の立地条件はとても重要です。

立地条件の判断基準として、以下の項目は事前に確認しておきましょう。

  • 家から駅まで徒歩でどれくらいかかるのか
  • 家から職場までの通勤時間
  • 電車の利便性(休日の利用を想定)
  • 終電の時間
  • スーパーやコンビニまでの距離
  • 病院、銀行、郵便局までの距離

上記の内容は、ネットで簡単に検索することができますが、実際に歩いてみると、信号や踏切などで思ったより時間がかかることもあるので、現地に行って一度確認することをオススメします。

どうしても時間がない場合でも、内見の際に駅までの道は確認して、不動産会社への質問やGoogleマップのなどで情報収集をしておきましょう。

そして、利用する駅と電車の利便性もとても重要です。

一日に何本電車が出ているのか、乗り換えは何回あるか、終電は何時なのかなどを確認しておきましょう。

スーパーやコンビニ、病院までの距離もとても重要です。休日に都心に遊びに行くことなども考慮して、立地を考えてみてください。

理想の間取り

よくある失敗が、必要な家具・家電を置く場所が確保できないことです。

家具・家電を持っていく場合も、新しく購入する場合も、サイズをあらかじめメジャーなどで計っておいてメモしておきましょう。

そうすることで、内見の際に置く場所を確認することができます。

置く場所が確保できたとしても、居住スペースが少なくて困ることもあるので、家具や家電は必要なものを確実に揃えて、後で足りないものを足していくのがオススメです。

また、収納スペースがどのくらいあるのかも内見の際に見ておきましょう。

思ったより収納が少ないために、部屋がモノで溢れてしまうこともあります。

そして、部屋の向きと日当たりも重要です。

日当たりがいい場所であれば、洗濯物が乾きやすいですが、悪い場所だと湿気が多くなり、乾きにくくなってしまいます。

また日当たりが悪い部屋だと、カビも生えやすいのでカビ対策が必要です。

部屋の設備

水回りの設備、キッチンコンロ、コンセントの数・場所、壁の薄さ、インターネット環境など、部屋のなかで実際に住んでみたときに、快適に過ごせるか事前に確認しておきましょう。

長く住む場所なので、ストレスなく快適に住める環境を選びたいと思います。

部屋の設備の確認ポイントについては、さらに以下の4つに分けて詳しくご紹介します。

  • 水回りの設備
  • コンセントの数・場所
  • 壁の薄さ
  • インターネット環境

水回りの設備

水回りの設備は、快適に過ごすためによく確認しておく必要があります。

「キッチン」「トイレ」「バスルーム」の3箇所は、必ず確認するようにしましょう。

キッチンは台所の広さやコンロだけではなく、蛇口の水を出してみることも大事です。水圧や水の濁りはないか確認してみてください。

また、シンクの下の排水管にホースがあれば、ホースの状態も確認しておきましょう。耐久性に問題がある場合、水漏れが起こる可能性が高くなります。

トイレは匂いや水を流したときの勢い、いつまでも流れていないかなどを見ておきましょう。

また、扉の建付けが悪くないかも確認しておきましょう。

バスルームは排水溝に水がスムーズに流れるかどうかを見ておきましょう。上手く流れない場合、ゴミや髪の毛が詰まっていることもあります。

また、タイルが割れていないか、追い焚き機能があるか、電気なのかガスなのか、シャワーの水圧は弱くないかなども確認するべき項目です。

コンセントの数・場所

実際に住むとなると、家電や情報機器などを使用するために、コンセントは欠かせません。

自分が使う家電をどこに置くのか考えた場合、コンセントの位置が重要になってきます。

特に冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器、洗濯機、ベッド(スマホの充電用)、テレビなどは、基本的にコンセントの近くに置く必要があり、一度設置してしまうと移動させるのは大変です。

また、家電の電源ケーブルの長さが思っていたより短くて届かないなんてこともあります。

日常生活で使っているものでコンセントが必要なものは、わたしたちが思っている以上にあり、設置されているコンセントだけでは足りないことも多々あります。

延長コードなどを使用する際にも、どのコンセントから電源を引っ張ってくるのかなど考えてみてください。

壁の薄さ

アパートやマンションに住んでいて、最も多い問題が騒音問題です。

生活音が出てしまうことは仕方がないですが、必要以上の騒音に悩まされては家に帰ってきても心が休まりません。

騒音問題に巻き込まれないためにも、以下の3つに注目してください。

  • 建物の構造
  • 内見の際に判断
  • 周辺環境

建物自体の構造は、以下の順に遮断性が高くなります。

木造 < 軽量鉄骨造 < 重量鉄骨造 < 鉄筋コンクリート造 < 鉄骨鉄筋コンクリート造

しかし、木造や鉄骨造であったとしても、吸音材や緩衝材を使用しているなど、工夫が施されている場合もあります。

次に、内見で実際に判断してみることもオススメです。

壁の薄い部屋だと、叩いたときに軽い音がしたり、音が響いたりします。

1ヶ所だけ叩くのではなく、全体的に叩いて確認してみてください。

また、押入れの中の壁が薄いことで、音が漏れることもあります。

一般的に防音性が確保される壁の厚さは180~250mmとされているので、不安な方は不動産会社に質問してみてください。

物件の構造についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

賃貸の木造住宅のメリット・デメリットを解説!鉄筋や鉄骨造との違いも紹介

最後に、周辺環境も確認しましょう。

外から聞こえてくる声や音が気になってしまって眠れなくなったり、ストレスを感じることもあります。

物件の横に線路や高速道路、幹線道路が通っていないかなど、確認しましょう。

インターネット環境

賃貸物件を調べていると「インターネット完備」と「インターネット対応」の2種類を見かけると思います。

インターネット完備の場合、接続設定を行えばすぐにインターネットが使えるようになります。

回線工事やプロバイダ契約を自分で行う必要がないので、費用も手間も抑えられます。

しかし、建物全体で同じ回線を使っているため、利用が集中すると通信速度が遅くなることもあるので注意してください。

インターネット対応の場合、回線工事やプロバイダ契約を自分で行ってから、インターネットの使用が可能になります。

費用はかかりますが、通信速度の遅れや不安定は回避することができます。

また、「インターネット無料」の物件は、回線工事や部屋への引き込み工事、プロバイダ契約も済んでいて、月々の使用料もかかりません。

パソコンやスマートフォンなどの端末があれば、すぐにインターネットを利用することができます。

物件の条件以外のポイント

ここまで賃貸物件選びの4つのポイントをご紹介しました。

ですが、物件選びは賃貸物件の条件だけではなかなか判断しづらいので、以下の3つもあわせて確認してみてください。

  • 大家さんと話す
  • 身近な人に相談する
  • 優先順位を決める

大家さんと話す

内見の際に、大家さんと話せる機会があれば、ぜひ話してみましょう。

住んでいる人はどんな人が多いのか、簡単にですが教えてもらうことができ、雰囲気や大家さんの人柄を知ることができます。

また、大家さんと話せない場合でも、内見の際にエントランスにある掲示板を確認してみてください。

騒音やゴミの問題など、その物件で起こっているトラブルについて知ることができます。

身近な人に相談する

はじめての1人暮らしだと、不安になることが多いと思います。家族や友達、周りの1人暮らし経験者に聞いてみましょう。

こだわっていたことや気を付けたほうがいいことを教えてくれるでしょう。

また、内見に行くと不動産会社はその日のうちに契約を進めようとしますが、一度持ち帰る旨を伝えて、友人への相談と他の不動産会社で相見積もりを取ることをオススメします。

優先順位を決める

物件探しのポイントはたくさんあり、条件を全て満たす物件を見つけることは難しいです。

なので、自分のなかで「どうしても譲れないもの」「あれば便利なもの」「必要のないもの」をそれぞれ決めてみてください。

その状態で内見することで、効率的に物件を絞って決めることができます。

女性の1人暮らしで見るべきポイント

女性で1人暮らしを始める方は、ここまで紹介してきた内容以外にも、物件選びの際に注意すべきポイントがあります。

たくさんある心配事を少しでも減らせるように、物件選びの際には「周辺環境」「セキュリティ対策」にも注目してください。

それぞれの見るべきポイントについて、順に解説します。

周辺環境

夜遅く家に帰るとき、人通りの少ない場所を通って帰るのは危険です。

賃貸物件を選ぶ際は、最寄駅から大通りや人通りが多い道で帰ることができるのか確認しておきましょう。

また、道が明るいか街灯があるかも重要な確認項目です。

うす暗い道を通ることになるかもしれない場合は、他に明るい場所があるか確認しましょう。

セキュリティ対策

物件のセキュリティは、女性の1人暮らしで最も重要と言っても過言ではありません。

オートロックやモニター付きのインターホンがあるか、防犯カメラ、管理人が巡回しているかなど、事前に確認しておきましょう。

また、女性の場合2階以上に住むことをオススメします。

1階は侵入リスクだけではなく、洗濯物の窃盗被害に遭うリスクも高くなります。

1人暮らしのセキュリティ対策についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

一人暮らしのセキュリティ対策9選!賃貸の1階に住む女性の防犯対策も紹介

賃貸物件を探す際の注意点

多くの人は4月から新年度がスタートするため、1〜3月は引越し業界の繁忙期になります。

そのため、良い賃貸物件は早く埋まり、家賃や初期費用も高くなる傾向があります。

社会人の場合、引越しのタイミングを調整することが難しので仕方ないですが、引越しの時期を変えることが可能であれば、4月後半〜8月上旬の引越しがオススメです。

また、譲れない条件と妥協できる条件をあらかじめ決めておくと、スムーズに理想の物件が見つかる可能性が高くなるので、事前にリストアップしておきましょう。

まとめ

今回は、賃貸物件の選び方のポイントをご紹介しました。

物件を探す際に優先したい条件は、「家賃」「立地」「間取り」「設備」など、人によって様々です。

また、それ以外にも注目すべきポイントはたくさんあります。

はじめての1人暮らしは不安なことばかりだと思いますが、本記事を参考にして理想に近い物件を選ぶことができれば幸いです。

ぜひ、良い物件を見つけて良い新生活のスタートを切れるようにしてください。

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