賃貸でDIY!壁紙張り替えに失敗しない方法と剥がせる壁紙の種類も解説

大家さんに相談することなく、自分の手で壁紙を張り替えることができるDIYは、若い人たちに人気です。

しかし、その作業が誤った方法で行われると、壁の表面や壁紙自体を傷つけることがあります。

そこで、この記事では、賃貸物件でDIYをする際、壁紙の張り替えに失敗しない方法を紹介します。

また、貼って剥がせる壁紙の種類についても解説しています。

賃貸物件で快適な生活を送るための1つの方法として、ぜひDIYに挑戦してみてください。

賃貸物件のDIY壁紙を貼る前に知っておくべき5つの注意点

賃貸物件のDIY壁紙を貼る前に知っておきたい5つの注意点は以下の通りです。

  1. 賃貸物件の契約書を確認する
  2. 壁紙の種類と使用可能な接着剤を調べる
  3. 壁の状態を確認する
  4. リスク回避のためにオーナーに相談する
  5. 壁紙の張り替えにかかる費用を計算する

1. 賃貸物件の契約書を確認する

賃貸物件でDIY壁紙を貼る前には、契約書をよく確認しましょう。

契約書には、DIY壁紙を貼ることについて禁止されているかどうかが書かれていることがあります。

もし禁止されている場合は、DIY壁紙を貼ることができないので、注意が必要です。

また、DIY壁紙を貼ることができる場合でも、一定の規制がある場合があります。

例えば、原状回復が必要な場合や、使用できる素材に制限があるなどのケースです。

契約書には詳細が記載されているため、よく読んで内容を理解しておきましょう。

2. 壁紙の種類と使用可能な接着剤を調べる

DIY壁紙を貼る際には、使用する壁紙の種類によって適切な接着剤を選ぶことが大切です。

壁紙の材質や色、模様などによっても接着剤が異なる場合があります。

例えば、紙製の壁紙には、境目が目立ちにくく仕上がる境目用接着剤が適しています。

一方、ビニル製の壁紙には、接着力が強く、水に強い耐水性のある接着剤を使うことが望ましいです。

使用する壁紙に応じて、適切な接着剤を選ぶことで、壁紙が剥がれ落ちたり、浮いたりすることを防ぐことができます。

また、壁紙を貼る前には必ず壁紙の種類と使用可能な接着剤を調べ、適切な接着剤を選ぶようにしましょう。

なお、壁紙の種類によっては、接着剤を使うことができない場合があるので注意が必要です。

3. 壁の状態を確認する

壁紙を貼る前に、壁の状態を確認しましょう。

壁には、凸凹やヒビ、傷などがある場合があります。

壁が汚れていたり、傷があったりする場合は、事前に修復する必要があります。

修復方法は、賃貸物件の場合はオーナーに相談して指示を仰ぐことが必要です。

自分で修復する場合は、修復剤を購入して、傷を埋めたり、クロスを貼り付けたりすることが必要です。

また、壁に汚れや水分がある場合には、壁の表面をきれいに掃除し、柔らかい布で乾かしてから壁紙を貼るようにしましょう。

4. リスク回避のためにオーナーに相談する

賃貸物件でDIY壁紙を張り替える場合、オーナーや不動産会社に壁紙の張り替えについて相談することも重要です。

例えば、壁紙を貼る前に相談をすることで、オーナーの許可を得ることができます。

契約書やルールによっては、壁紙を張り替えることが禁止されている場合もあります。

許可された場合でも、一部の修復費用を負担する場合があるので、事前に確認しておくことをおすすめします。

また、賃貸物件の契約書には、原状回復が必要な場合があります。

壁紙を剥がす際に、壁に傷がついてしまう場合があるため、オーナーに相談して、どのような対処方法が望ましいか確認しましょう。

5. 壁紙の張り替えにかかる費用を計算する

賃貸物件でDIY壁紙の張り替えを行う際には、費用の面でも注意が必要です。

壁紙の種類や使用する接着剤によって、費用は異なります。

DIYに必要な工具や資材の購入にも費用がかかるため、事前に費用を計算することが大切です。

また、賃貸物件では原状回復義務があるため、壁紙を張り替える前に、張り替え前の状態を撮影しておきましょう。

張り替え後も元の状態に戻す必要があるため、張り替え費用のほか、元の状態に戻す費用も含めて計算することが必要です。

賃貸物件によっては、オーナーが張り替え費用を負担する場合もあるので、事前に確認しておくことで、失敗を防ぐことができます。

賃貸のDIY壁紙張り替えに失敗しない3つの方法

1. 賃貸物件に合った壁紙の種類を選ぶ

賃貸物件にDIYで壁紙を貼る際には、物件の契約書に定められたルールに基づいた壁紙を選ぶことが大切です。

賃貸物件に合った壁紙の種類としては、壁紙の色や柄がシンプルであることが挙げられます。

また、汚れが目立ちにくく、簡単に清掃できるタイプの壁紙が好まれます。

さらに、壁紙を貼る前に、賃貸契約書に記載されている規定を確認しておくことも大切です。

例えば、賃貸物件の契約書に「原色系の壁紙は使用禁止」という規定がある場合、白やベージュといった落ち着いた色味の壁紙を選ぶ必要があります。

また、ペットが飼える物件であれば、猫の引っかき傷に強い壁紙を選ぶことも考えられます。

賃貸物件に合った壁紙を選ぶことで、退去時に修復費用がかからないだけでなく、暮らしやすさも向上するでしょう。

2. 壁紙を貼る前に壁の下地を整える

壁紙を貼る前には、壁の下地を整えることがとても大切です。

下地処理をしっかり行わないと、壁紙が剥がれたり、波打ったりする原因になってしまいます。

まずは、壁についた汚れやホコリを落とし、表面をキレイにします。

その後、穴やへこみがある場合は、パテで埋めます。

パテが完全に乾いたら、サンドペーパーで削って、表面を平らにします。

また、塗料の剥がれや、カビや水シミがある場合には、それぞれに適した処理を行います。

塗料の剥がれには下地処理用のプライマーを塗布し、カビや水シミには専用の洗剤を使用して取り除きます。

これらの下地処理をしっかり行うことで、壁紙が綺麗に貼れ、長持ちするようになります。

壁紙を貼る前に、下地をしっかりと整えることで、壁紙の耐久性や仕上がりをよくすることができます。

3. 壁紙を貼る前に接着剤の種類を慎重に選ぶ

壁紙を貼る前に接着剤の種類を選ぶことは、壁紙の仕上がりや強度に直結する重要な工程です。

接着剤は、一般的に、水性と油性の2種類があります。

水性接着剤は乾燥が早く臭いが少なく、油性接着剤は強力で、濡れても剥がれにくいという特徴があります。

しかし、賃貸物件など一時的に住む場所では、壁紙を剥がすときに接着剤が残ってしまうと、大家さんからペナルティーを課せられてしまうことがあります。

そのため、壁紙を貼る前に使用する接着剤は、できるだけ簡単に剥がせるタイプのものを選ぶことが重要です。

また、接着剤を塗る際には、均等に塗ることで壁紙をキレイに貼り付けることができます。

少量ずつ塗って、ムラがないように注意しましょう。

適切な接着剤を選ぶことで、壁紙が剥がれる心配が少なくなり、長期間美しい仕上がりを保つことができます。

賃貸のDIYで貼ってはがせるおすすめ壁紙3選

賃貸のDIYで貼ってはがせるおすすめの壁紙は以下の3種類です。

  1. シートタイプの貼ってはがせる壁紙
  2. スマートキャンバスタイプの貼ってはがせる壁紙
  3. オフィス用の貼ってはがせる壁紙

1.シートタイプの貼ってはがせる壁紙

シートタイプの貼ってはがせる壁紙とは、あらかじめシール状に粘着剤が塗布されているシート状の壁紙です。

貼る場所に合わせて、必要なサイズに切ってから貼り付けることができます。

また、貼り付けるときは、シートを軽く張り付けてから空気を抜いていくと、シワができにくくなります。

はがす時も、手でゆっくりと引っ張って剥がすと、壁や床を傷つけることなく簡単にはがすことができます。

ただし、再利用する場合は、貼っていた粘着剤が弱くなってしまうことがあるので注意しましょう。

シートタイプの貼ってはがせる壁紙は、壁紙初心者の方でも簡単にDIYできるのでおすすめです。

2. スマートキャンバスタイプの貼ってはがせる壁紙

スマートキャンバスタイプの貼ってはがせる壁紙は、紙にプリントされたイラストや写真を綿密に再現した高品質な壁紙です。

紙質は普通の紙と同じで、軽量かつ薄く、そのため扱いやすいのが特徴です。

また、貼ってはがせるタイプの壁紙なので、簡単に貼ったりはがしたりすることができます。

このタイプの壁紙は、手軽に部屋の雰囲気を変えることができるため、リフォームの際にも重宝されています。

ただし、スマートキャンバスタイプの壁紙は、貼りつける面の状態によっては、はがす際に壁にダメージを与える場合があります。

そのため、貼る前に壁の状態を確認して慎重に扱うことが必要です。

3. オフィス用の貼ってはがせる壁紙

オフィス用の貼ってはがせる壁紙は、一般的な住宅用の壁紙とは異なり、商業施設やオフィスなどの公共の場で使われることを前提とした特別な壁紙です。

オフィス用の貼ってはがせる壁紙は、耐久性が高く、汚れや傷がつきにくい素材で作られています。

また、UVカット機能や防炎機能を備えたものもあり、火災予防にも役立ちます。

さらに、オフィス用の貼ってはがせる壁紙には、会社のCIカラーやデザインに合わせたカスタマイズができるものもあります。

オフィスの内装や壁面のイメージを統一することができ、よりオフィスらしい雰囲気を作ることができます。

しかし、オフィス用の貼ってはがせる壁紙は、住宅用の壁紙と比べて価格が高い傾向があります。

また、専門の施工業者に依頼する必要がある場合もあるため、コスト面での検討が必要です。

賃貸の壁紙DIYで原状回復が失敗しない壁の調べ方3選

賃貸の壁紙DIYで原状回復が失敗しない壁の調べ方は主に以下の3通りあります。

  1. 壁の素材を知る
  2. 壁の状態をチェックする
  3. 壁紙の張り替え後の仕上がりをイメージする

1. 壁の素材を知る

壁紙を貼る前には、壁の素材を知っておくことが大切です。

壁紙を貼る素材によって、接着力や剥がれにくさが異なるため、素材に合った壁紙を選ぶことが必要です。

たとえば、木造住宅の場合は、吸収性の高い素材が多いため、接着剤をしっかりと付けることが重要です。

また、コンクリートや石材の場合は、硬くて滑らかな表面のため、接着剤を適量使用することがポイントです。

壁の素材を知ることで、壁紙を貼る前の下準備がスムーズに進み、仕上がりの良い壁紙を貼ることができます。

2. 壁の状態をチェックする

壁紙を貼る前には、壁の状態をチェックしましょう。

壁が傷んでいたり、ひび割れていたり、塗装がはがれていたりする場合は、壁紙を貼る前に修理をする必要があります。

修理が必要な場合は、建築業者に相談すると良いでしょう。

また、壁が湿っている場合は、乾燥させる必要があります。

湿気があるまま壁紙を貼ると、壁紙が剥がれたり、カビが生えたりすることがあります。

壁紙を貼る前に、しっかりと壁の状態をチェックして、必要に応じて修理や乾燥を行いましょう。

3. 壁紙の張り替え後の仕上がりをイメージする

壁紙を張り替える前に、どのような仕上がりにしたいかをイメージしましょう。

たとえば、部屋を明るくしたい場合は、明るい色の壁紙を選ぶとよいです。

また、お気に入りの模様やデザインを選ぶことで、部屋の雰囲気を変えることもできます。

張り替え後の仕上がりをイメージすると、壁紙を選ぶときにも役立ちます。

壁紙は、材質や柄などさまざまな種類があるので、どのような風合いにしたいかに合わせて選びましょう。

イメージができたら、壁紙を貼る前に必要な下準備をしましょう。

壁の状態をチェックして、必要に応じて修繕やクリーニングを行い、しっかりと下地を整えてから壁紙を貼ることが大切です。

賃貸DIYで使える原状回復可能な壁紙の貼り方3選!

賃貸DIYで使える原状回復可能な壁紙の貼り方は以下の3つです。

  1. 接着剤の塗布方法に注意する
  2. 壁紙を貼る前に下地処理をする
  3. 壁紙の端や継ぎ目を丁寧に処理する

1. 接着剤の塗布方法に注意する

壁紙を貼るときに、接着剤を使います。

接着剤を塗ると、壁紙がしっかりと貼り付きます。

しかし、接着剤を塗るときには注意が必要です。

接着剤を多く塗りすぎると、壁紙がずれたり、波打ったりしてしまいます。

また、接着剤を少なく塗りすぎると、壁紙がはがれてしまうこともあります。適量を使って、均等に塗ることが大切です。

例えば、接着剤を少しずつ塗りながら、刷毛で均等に伸ばしていくと良いでしょう。

また、壁紙を貼る前に、壁に水分計を当てて、湿度が高くないことを確認することも大切です。

湿度が高いと、接着剤が乾きにくくなり、壁紙がはがれてしまうことがあります。

2. 壁紙を貼る前に下地処理をする

壁紙を貼る前には、下地処理が必要です。

下地処理とは、壁の表面を綺麗にして、壁紙がきちんと貼りやすくする作業です。

下地処理を怠ると、壁紙が剥がれやすくなったり、波打ってしまったりすることがあります。

下地処理の方法には、壁のクリーニング、壁の穴やへこみの修復、下地の平滑化などがあります。

壁のクリーニングには、壁の埃や汚れを掃除機などでしっかりと取り除くことが大切です。

また、壁の穴やへこみの修復には、壁に合わせたパテを使い、穴やへこみを埋めることが必要です。

下地の平滑化には、目地やひび割れを砂紙で削り、壁の表面を平らにすることが重要です。

下地処理をしっかりと行い、きれいに整えた壁に壁紙を貼ることで、より美しい仕上がりになることでしょう。

3. 壁紙の端や継ぎ目を丁寧に処理する

壁紙を貼る際に、壁紙の端や継ぎ目を丁寧に処理することはとても大切です。

端や継ぎ目が浮いたり、剥がれたりしてしまうと、美しい仕上がりを実現することができません。

端や継ぎ目を処理するためには、まずはカッターなどを使って余分な壁紙を切り取ります。

その後、端や継ぎ目に専用の接着剤を塗って、しっかりと押さえ付けます。

そして、余分な接着剤がついてしまった場合は、すぐに拭き取ってください。

また、継ぎ目がある場合は、壁紙の柄を合わせるように貼り付けます。

柄が合っていないと、目立ってしまうので、注意が必要です。

端や継ぎ目を丁寧に処理することで、美しい仕上がりを実現することができます。

時間をかけて、しっかりと処理しましょう。

【最後に】賃貸でDIY壁紙の張り替えは初心者でもできる!

今回は、

  • 賃貸でのDIY壁紙の張り替えについて
  • 注意点や失敗しない方法
  • おすすめの貼ってはがせる壁紙の種類
  • 原状回復が失敗しない壁の調べ方や貼り方

について解説してきました。

賃貸住宅という特殊な環境下での壁紙のDIYには、注意点が多くありますが、そこで失敗しないためにも、事前にしっかりと準備を行うことが大切です。

さらに、一度失敗してしまった場合でも、貼って剥がせる壁紙を選べば、簡単に取り外すことができます。

また、原状回復可能な壁紙を使い、正しい貼り方とはがし方を行うことで、円滑な契約解除にもつながります。

DIY壁紙張り替えは、手軽でおしゃれな方法ですが、注意点や失敗しない方法を押さえて、スムーズなDIYライフを送りましょう!

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