ADJUSTABLE TABLE E1027

ADJUSTABLE TABLEは、もしかしたらクラシックの中のクラシックかもしれません。絶妙にバランスのとれた独特なフォルムは、この高さ調整可能なテーブルを20世紀で最もポピュラーなデザインアイコンの一つにしました。名前の由来は、建築家でデザイナーのEileen Grayが自身と彼女のコラボレーター・Jean Badoviciのために南フランスに建てたサマーハウス「E.1027」。EはEileen、10はJean（Jはアルファベットで10番目）、2はBadovici（Bは2番目）、7はGray（Gは7番目）のシークレットコードネームを表しています。「アジャスタブルテーブル E1027」は、このサマーハウスのためにデザインされました。1920年代に、Eileen Grayは「アジャスタブルテーブル E1027」の制作にあたり、様々なバリエーションをデザインしました。テーブルのデザインを試行錯誤する中で、クリスタルガラス天板にとって代わるものとしてブラックメタルの天板を用い、フレームにもブラックをセレクト。マットブラックラッカーはテーブルのラインやフォルムを強調させるものであり、Eileen Grayが特にエレガントと考えたバージョンでした。1970年代に、「アジャスタブルテーブル E1027」の製品化のため、Zeev AramとEileen Grayがともに開発した際、二人はブラックフレームを後に発表するつもりで、クロームバージョンを最初に発表しました。

出典：https://flymee.jp/