自分でできる!賃貸の壁や窓のおすすめ防音対策を紹介【DIY】

賃貸住宅に住んでいる中で、騒音問題に悩んでいる方も多くいると思います。

隣の部屋の物音が気になったり、子供がうるさくて周りの人に迷惑を掛けていないか心配という悩みをお持ちではないでしょうか。

近年、騒音に対する隣人トラブルの相談件数も多くなっています。

そこで今回は、部屋の騒音を少しでも改善したい方に、引っ越ししなくても騒音を改善できる対策方法と騒音に関する隣人の対処法をご紹介します。

賃貸住宅の騒音対策について

アパートやマンションに住んでいる方で、一番多い悩みごとは騒音です。

隣人の生活音や話し声が気になって、精神的に落ち着かない方は多くいます。騒音が日常的に続くと体調に支障をきたします。

さらに、騒音を出している人に対してクレームも言いにくいなど、余計に悩みが尽きなくなります。

逆にペットを飼っている方やお子様がいる家庭は、自分たちの生活音が漏れていないか心配する方もいるでしょう。

お互いが騒音に悩まない為に、早めに騒音対策をすることが大切です。

なぜ賃貸住宅は音が伝わりやすいのか

賃貸住宅は分譲住宅と異なり、できるだけ安く作って家賃で利益を上げることが目的です。

住宅の性能を高めると建築費用がかかるため、収益性が上がらなくなります。

少しでも利益を上げるために、最低限の生活ができる仕様に作られているので、居室の壁に防音性が配慮されていません。

大家さんに壁が薄いとクレームを入れる方もいますが、壁を厚くすることはほぼ難しいので、対処できるケースは少ないでしょう。

しかし、賃貸住宅でも自分で防音対策ができます。まずは、自分でできる防音対策をして、少しでも音を和らげるようにしましょう。

工事をしない賃貸の防音対策

賃貸アパートやマンションに住んでいても自分自身で防音対策をすることができます。

防音対策は、防音設備のある賃貸住宅に引越すか、リフォーム工事するというイメージがありますが、最近は防音対策用のマットや吸音材などが販売されています。

わざわざ引越ししたり、リフォームしなくても自分で防音対策ができます。

また、家具の配置を工夫することで、騒音が改善したという声もあります。

DIYでできる防音対策は、部屋の騒音でお悩みの方、子供やペットの声を抑えたい方の強い味方です。

防音グッズは、ホームセンターやAmazonなどで販売しているのですぐ手に入ります。

騒音となる音の特徴

騒音対策は、まず部屋のどの部分から音が出ているのか確認することが重要です。

さらに騒音の質を把握することで、音に合う対策方法を知ることができ、より良い改善ができます。

マンションやアパートから伝わる音は、何か接触して発する音と空気から流れて発する音に分かれます。

例えば、壁や床から伝わってくる音と窓から聞こえる音では音の質が異なります。

固体が接触して伝わる音(固体伝搬音)と空気を介して伝わる音(空気伝搬音)の違いについて解説します。

固体伝搬音(固体と接触して伝わる音)

何かが接触して伝わる音を固体伝搬音と言います。例えば、洗濯機を動かす音や床をドンドンと叩く音です。

【固体伝搬音の例】

  • 人が歩く音
  • 家具をひく音
  • 物を落とした音
  • 洗濯機を動かす音

固体伝搬音は音の密度が高いため、空気伝搬音のように遠く離れてる場合でも音が小さくなりにくい性質を持ちます。

音を小さくする方法としては、防音・防振マットなどで音の振動を和らげます。

さらに吸音材・防音パネルを設置して、音の振動を吸収させて伝わりにくくします。

空気伝搬音(空気を介して伝わる音)

空気を介して大きな音になって響く音を空気伝搬音と言います。

空気と一緒に放射されて音波として伝わります。

【空気伝搬音の例】

  • テレビから出る音声
  • 人の話し声
  • スピーカーや楽器から発する音

外部から聞こえる様々な騒音が、壁や窓を透過して伝わる音です。

また、風向きによって音の大きさが変わります。

固体伝搬音に比べて音の密度が低い性質を持つので、遮音材で音の大きさを減らすことが可能になります。

【部分別】DIYでできる防音対策

引っ越しやリフォーム工事をしなくても、DIYできる防音対策をご紹介します。

最近は、賃貸住宅でも設置できる取り外し可能な防音グッズがたくさんあります。費用もお求めやすい金額で手に入ります。

防音対策は防音グッズを設置する、家具を壁につけないで設置するなど、あらゆる対策方法があります。

ここでは、お部屋の部分別に分けてご紹介します。

床の防音対策

床周りの防音対策のポイントは、足音などの衝撃を抑えることです。

例えば、カーペットやラグを床に引くことで、音の響きを抑えることができます。ここでは2つの方法をご紹介します。

  • カーペットやラグを設置する
  • クッション性の高い素材を活用する

カーペットやラグを設置する

床が薄いと感じる場合は、カーペットやラグを設置しましょう。

階下から伝わる音は、固定運搬音が多いです。床に厚手の敷物を敷くだけで足音の衝撃を吸収できます。

また、居室の中ではスリッパを履くと、足音が響きにくくなりますのでオススメです。

クッション性の高い素材を活用する

カーペットの下にクッション性のあるコルクマットなどを設置するのもオススメです。

最近では遮音シート防音マットが販売されているので、これらのグッズと併用して活用するのも良いでしょう。

床の音は、特に階下に響きやすいので、床の上で衝撃を吸収して響かないようにします。

天井の防音対策

防音対策で一番難しい場所は天井です。天井は高さがあるので防音グッズを取り付けにくいです。

天井から出てくる音は固体伝搬音が多く、上階の方が足音を立てて音が伝わってきます。

スポンジ状の遮音材を設置して、音の振動を抑えます。

注意点としては、天井から落下しないようにしっかりと固定することが重要です。

軽量の遮音材やワンタッチで設置できる対策グッズを検討しましょう。

壁の防音対策

壁の防音対策でできることは、家具の配置の見直しです。

ポイントは隣人のいる場所や騒音の発生源に家具や遮音材を設置することです。

また、壁を叩いてみてコンコンと軽い音が出る場所は音を通しやすい場所なので、防音対策をした方が良いでしょう。

家具や家電の配置について、以下の3点に気を付けてください。

  • テレビやオーディオ機器を壁から離して設置する
  • 家具は壁から離して設置する
  • 家具や家電と壁の隙間に吸音材を設置する

テレビやオーディオ機器を壁から離して設置する

テレビやオーディオ機器を壁にくっつけて設置すると、音の振動が隣人に伝わりやすくなります。

なるべく、壁から離してテレビなどを設置するようにしましょう。

特に壁が薄いと音の波動が壁を通過するので、隣の方に音が伝わります。テレビの設置の際には窓際など音が発する場所がオススメです。

家具は壁から離して設置する

壁に家具をつけて設置してしまうと、壁から通じる音の波動が家具に伝わって、騒音が響きやすくなります。

壁から離して家具を置くことで隙間ができるので、強い音が響きにくくなります。

居室が狭い場合はできるだけ部屋を圧迫しないよう、1〜2cmくらい離して設置しましょう。

家具や家電と壁の隙間に吸音材を設置する

壁から離して家具や家電を設置した後は、隙間に吸音材を設置すると、より防音性が高くなります。

吸音材を使うことで音の波動は和らぎ、大きい音が伝わりにくくなります。

また、防音の隙間テープなどを活用すると良いでしょう。

窓の防音対策

窓からの騒音は空気伝搬音が多いです。さらに、窓ガラスが薄いと音が伝わりやすくなります。

対策として遮音カーテンや窓に貼り付けできる遮音シートがあります。

空気と一緒に伝搬されていく音は、空気を遮断する方法が効果的です。

しかし、部屋の換気も必要なので、一日中閉めきる訳にはいきません。

その場合は、遮音テープを貼り付けて窓の隙間を埋めるのも効果的です。

DIY防音対策グッズを選ぶポイント

最近は、AmazonなどのECサイトで、賃貸住宅で設置可能な防音グッズがたくさん販売されています。

取付がしやすいグッズや、居室に傷をつけず原状回復がしやすいグッズを選ぶことがポイントです。また、予算や部屋に合う大きさも考えて選ぶことも重要です。

そして、防音グッズは単品ではなく、複数のアイテムを合わせて使うことで防音性が発揮されます。

DIY防音グッズは、ホームセンターやAmazonでサイズも幅広く揃っているので、自分でカットして調整することが可能です。

おすすめDIY防音対策グッズを紹介

ホームセンターやAmazonなどで、手に入るオススメの防音グッズをご紹介します。

取付も簡単にできるので、ぜひ参考にしてください。

遮音テープ

遮音テープは、ウレタンやゴムの遮音素材がついたテープです。窓の開口部やドアの隙間に貼り付けて使用します。

テープが劣化することもあるので、張り替えが必要です。

また、テープだけでは防音効果が不十分なので、他の防音グッズと一緒に使用することをオススメします。

金額 設置する場所
500~1,500円 ・窓の隙間
・ドアの隙間

防音マット

防音マットは、シート型とタイル型に分かれています。

シート型は、1mほどのロールタイプになっているので、床に敷いて使用するのがオススメです。

タイル型は、1組20枚のパネルで販売されていて、ジョイントで組み合わせる商品もあります。

万が一、汚れてしまっても拭くだけでお手入れが可能です。

どちらの型もサイズが豊富で、部屋全体に設置するサイズからテーブル周りや楽器周りに限られたサイズもあります。

金額 設置する場所
ロール型:2,500~5,000円(1mあたり)
タイル型:2,800~3,000円(30×30cm 18枚セット)
床全体

※大手建具メーカーのマットは遮音性が高いですが、金額も高価になります。

吸音材

吸音材は、パネル型でポリウレタン製やポリエステル製繊維の軽量素材で作られています。

軽量なので壁や天井に取り付けが可能です。

形は正方形のパネル型が多く、取付は両面テープで取り付けることができます。

カラーは黒が多いですが、最近は白や木目調のカラーもあるので、部屋の雰囲気に合わせて選べます。

金額 設置する場所
2,800~3,000円(30×30cm 18枚セット) ・壁
・天井
・窓周辺

防音カーテン

遮音カーテンは、カーテン生地に特殊な生地が織り込まれており、漏れてきた音に対して防音効果を発揮します。特に高音域の音に効果があります。

商品によって金額差があるので、以下のポイントを参考に選んでください。

  • 樹脂がコーティングされているものを選ぶ
  • 高い吸音性を求めるなら重めのカーテンを選ぶ
  • サイズは窓枠より少し大きめの物を選ぶ

さらに防音効果を高めたい場合は、レースカーテンと両方を設置するのがオススメです。

カーテンは取り付けるだけなので、とても簡単に防音対策ができます。

他のグッズよりは金額が高くなりますが、外からの騒音に悩んでいる方にオススメです。

金額 設置する場所
3,000~30,000円(180×100cm 2枚組)

防音対策しても常識外れな騒音に悩んでいる場合

自分で防音対策をしても、上下や隣の部屋から深夜に大きな生活音や話し声が聞こえてくるのはとても迷惑です。

しかし、直接騒音の発生主に注意喚起をするのはトラブルの原因にもなります。

なので、常識外れな隣人の騒音に悩んでいる方は、以下の内容を参考にしてください。

最初に大家さんや管理会社に相談する

まずは大家さんや管理会社に、隣人の騒音について相談しましょう。

大家さんが近くに住んでいる物件は、すぐに検証することが可能ですが、大家さんが物件から遠くに住んでいる場合は状況把握ができません。

できるだけ音を録音したり、音の頻度や頻発する時間帯を詳しく伝えて、自分の代わりに注意喚起してもらいましょう。

大家さんや管理会社は、騒音に対して改善する義務があります。

しかし、他の借主と公平に対応する必要があります。

騒音の発生主に注意喚起して欲しい場合はいつ、どこで、どのような音が発生しているのか明確に伝えましょう。

騒音の基準は40〜60デジベル

都道府県や市で定める社会生活上受忍すべき限度とは、40〜60デシベルが一つの基準になります。

この基準値を超えると、精神的・身体的にも苦痛がかかります。

騒音計で計測し、これだけの精神的苦痛があることを訴えることも重要です。

隣人トラブルに発展した場合は警察や弁護士に相談

大家さんや管理会社が代わりに注意喚起した場合、逆に隣人に逆恨みされる可能性もあります。

嫌がらせをされた場合は、証拠をしっかり取って警察に相談しましょう。

警察は緊急性がないと呼べないイメージがありますが、緊急性がない場合でも「#9110」で身近な生活相談も行っています。

そして、嫌がらせまで発展し、大家さんや管理会社が代わりに注意喚起しても改善しない場合は、弁護士に相談しましょう。

弁護士は、法的トラブルの解決を行ってくれます。解決が難しい場合は、活用するのも良いでしょう。

まとめ

賃貸住宅の防音対策は、引越しや工事などをすることなく、自分で簡単に対策できます。

ホームセンターやAmazonなどで、賃貸住宅でも取り付け可能な防音グッズが簡単に手に入るので、ぜひ活用してみてください。

さらに、騒音の音の特徴を把握することで、より効果的な防音効果を得ることができます。

何の音で困っているのか把握して、それにあった防音グッズを使用するようにしてください。

賃貸住宅は、大家さんの家賃収入を目的とした住宅なので、居室の機能性や住み心地は必要最低限に留まっています。

隣人による常識外れな騒音以外は、大きな工事をすることなく、自分で対策することをオススメします。

騒音は長年続くことで、精神的に苦痛を感じてしまいます。悩みを抱えることなく、できるだけ早く対処するようにしましょう。

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